半年間 Ubuntuを使って苦労した" 10 "のこと
UbuntuをデスクトップOSとして使いはじめてちょうど半年が経ったので、使いこなすために苦労した点をまとめていきます。
1. DVDプレイヤーがない
UbuntuにはデフォルトでDVDプレイヤーが入っていません.
無料のVLCメディアプレイヤーをインストールして設定しないとTSUTAYAのDVDも見れないので厄介でした.
2. Unity(ゲームエンジン)が公式サイトにない.
自分はゲーム制作が好きなのですが、それには欠かせないUnityゲームエンジンがlinux向けのものが公式サイトに用意されていません.
3. dropboxアプリ版がない.
dropboxはあまり頻繁に使うわけではないのですが、基本的にはPCに入れておきたいソフトに一つだと思います. これもUbuntu版はありません.(正確にはインストールできない)
4. lineアプリ版がない.
lineアプリもぜひPCに入れておきたいものですが、これもUbuntu向けのものはありません. lineはChromeの拡張機能として提供されているものがあるみたいですがどうも使う気になれないです.
5. steamのゲームが遊べない.
steamはPCゲームを遊ぶための有名なプラットフォームです。ubuntuにもsteam自体はインストールできますが、それに対応しているゲームには限りがあるようです. (例えば僕の好きなシャドウバースというゲームはubuntu版のsteamでは遊べませんでした.)
6. 半角全角変換キーの割当がデフォルトでおかしい.
これはubuntuを使い始めた初日に感じて修正したことなので詳しくは覚えてないのですが、日本語エディションのubuntuをインストールしても変換キーの割当がWinやMacと
デフォルトで異なる部分があります.
7.技術書などの付属メディアからインストールするソフトは大抵exe形式である.
以前僕がIPA情報処理試験を受験するときに教材として買った本には試験の練習ソフトの付属メディアがついていました. その中身は当然のようにexeファイルで、ubuntuはexeファイルを起動できません. 一応、exeファイルをubuntuで起動するためのwineというコマンドツールがあるのですが、これは全てのexeファイルを起動できるわけではありませんでした。(起動させても文字化けすることがあります)
8. exfatファイルフォーマットをデフォルトで読み込めない.
exfatは大きめのファイルを収納しているUSBメディアなどのフォーマットとして有名なようですが,これもubuntuではデフォルトで読み込めません. (以前、大学の授業で、教材の入ったUSBメディアを授業中に渡され、取り出すことができず、ヒヤヒヤしました。)
9. アプリのインストール方法が統一されていなくてややこしい
ubuntuにもMacのappストアのような、インストールできるソフトの一覧を見ることができるアプリが用意されていますが、ここからインストールすると日本語対応していなかったりするものがあります。実際ここからインストールしたVScodeやslackは日本語が入力できませんでした.
よってブラウザからダウンロードすることになるのですが、.bundle型のものや.sh型やただの圧縮ファイルになっているものなど様々な形式があります。そして問題なのが、なぜかそれらのデスクトップアイコンがアプリ専用のではなく、ubuntuのデフォルトアイコンになってしまうので見栄えが悪くなることがあります。
こうなった場合は自分で.desktopファイルを編集して参照するアイコン画像のパスを変更するなどしなければなりません.
10. LibreOfficeWordは一部機能が使えない.
UbuntuにはMicrosoftのOfficeと似たLibreOfficeというソフト群がデフォルトでインストールされています.
しかしかゆいところに手が届かないことがあります。
例えばLibreWordは数式を打ち込むことができません.
他にも細かいところが今まで使っていたwindowsと異なっていることはあります。
- OS周りのことを調べるとき"ubuntu"キーワードを入れないと検索に引っかからない.
- デフォルトでデスクトップフォルダの名前が日本語になっている("cd Desktop"が使えない)
- 外付けハードがつながらないんじゃないかと不安になる(プロジェクターなど)
- Virtualboxが、BIOSでsecurebootをオフにしてからじゃないとインストールできない
.etc
以上ざっとubuntuをデスクトップとして使って半年間で気になったことをまとめました.