CODE VEINをクリアしたので感想。
CODEVEINはダークソウルのような高難易度の探索アクションゲームに、さらにJRPG的なストーリー要素を加えたゲームである。ゴッドイーターで有名なSHIFT社の開発である(パブリッシャーはバンダイナムコ)。SHIFT社のゲームはCODEVEINとゴッドイーターしか知らないが、ゴッドイーターはよくモンスターハンターにストーリー要素を加えたゲームだと言われることも多いが、このゲームもその例に漏れない。この会社は既存のゲームにストーリー要素を加えるのが好きなのかもしれない。
以下ダークソウルと比較してこのゲームの感想を述べる。
1. よかった点
1-1. 音楽、キャラクター
ストーリーがあるゲームの方が好きなのもあるが、キャラクターがちゃんと喋ってくれるのはダークソウルに比べて嬉しいことだった。さらに音楽もゴッドイーターの時のような豪華なオーケストラによる演奏があり、重要な場面の雰囲気をしっかりと演出できていた。
1-2. 血英回収した時の回想の演出
このゲームでは血英というアイテムを入手すると、キャラクター太刀の過去をに回想できるようになるシステムがある。この回想の中でキャラを動かすことができ、まるで彫刻が展示されている美術館のように、ライトアップされてキャラクターを模した彫刻がその時の過去をセリフとともに再現する。(説明が難しい)
この演出がとてもよかった。音楽も相まって、キャラクターの過去の回想がとてもセンセーショナルに演出されており、物語に引き込まれた。
1-3. 探索で通った足跡が残る
このゲームではダークソウルと同じように、強い敵がたくさん出てくるダンジョンを探索していき、中間地点を開放していきながら、先に進んでいく。ダークソウルでは、マップがなく、道に迷うことも多いが、CODEVEINではマップは中間地点を開放していくと、見れるようになっていくシステムである。さらにマップがなくても、探索で通った道には足跡が残るので、どこが初見の道なのかがすぐわかるようになっている。これにより同じところをグルグル回ることもなく、快適に探索をすることができた。
1-4. バディと探索できる
このゲームのダークソウルとの違いはバディがいつもついてきてくれるところだ。探索時にも頼りになるし、セリフも喋ってくれるのでダクソの探索の時のような心細さがない。
2. 悪かった点
2-1. チュートリアルが長い
ゲームを始めるとすぐに戦闘チュートリアルが始まるが、一度に全ての機能を教えてくるので、覚えられない。また、ゲーム内の専門用語が全て"血"から始まる似たような熟語であり、覚えづらい。
2-2. 同行キャラはその場で変更できた方がいい
探索に同行するバディは拠点で同行させたいキャラに話しかけないと、変更することができない。探索エリアを移動すると長いロード時間を挟むのでこれがストレスになった。
2-3. 拠点で持ち物が使えない
拠点で装備の強化やアイテムを買うことができるが、そのためにヘイズと呼ばれるてきを倒した時のもらえるゲーム内通貨が必要になる。これを増やすアイテムがあるのだが、拠点では使えないため、所持ヘイズが0の場合、いちいちダンジョンに戻って、ヘイズを増やしてから拠点に戻らなければいけない。長いロード時間を挟んでしまう。
2-4. 主人公喋った方がいいのでは
ゴッドイーターの時も同じだが、キャラクリシステムがあるため、主人公は基本的に喋らないドラクエと同じシステムである。しかし、ストーリーでも主人公は重要な役割を持っているので、個人的には喋って欲しいなと思った。
2-5. ストーリーが途中から追えなくなった
ストーリーの中盤まで(血涙の源泉を探す)は話の流れは追えたのだが、中盤以降の継承者を開放(?)していくあたりから、ストーリーが飲み込めなくなっていった。ダクソとの差別化をするなら、ストーリーも分かりやすいように案内して欲しかった。